正論を振りかざす人というのは、自分が主張したことがいかに正しいのかをさらに示すような人のことであり、あまりにも正論を振りかざす発言が多くなれば、それは嫌われてしまう原因となりかねません。
確かに正論を振りかざす必要があるケースもあるでしょうが、毎回のように正論ばかりを振りかざしてしまえば、やがて相手は嫌気がさしてくるのです。
そんな理由について、心理的観念から考えられる理由を10個にまとめていきます。
正論を振りかざす心理
競争心が強い
まず考えられる1つ目の心理としては、競争心が強いということであり、特に男性は競争心が強い傾向があり、持論などを展開することが好きな人が多いです。
そのため男性はアドバイスが好きであったり、さらにはゲームに夢中になる人も多いですよね。
口論になり論破しようとすることや、正論を振りかざす人の心理というのは、「自分が不利になるような証言ではなく、自分がいかに正しいのかという証言をすることで、自分が優位な位置に立ちたい」ということが考えられ、論破する=勝利するということに繋がるのです。
さらに競争心が強い人にとっては、自分を守るために正論を振りかざして常に優位な位置に立ち、優越感を得たいということも考えられるでしょう。
一方で、自分が論破された=敗北ということに繋がるため、競争心が強い男性の方が、比較的正論を振りかざしやすく、会社などでも男性上司に多く見られるのもこのためであります。
このタイプの扱い方としては、自分も感情的となり無駄な争いを起こそうとしないことが大事であり、表面上だけでも負けを認めてあげると、相手がそれ以上に必死に説明することもなくなるでしょう。
プライドが高い
プライドが高い人も、同じく正論を振りかざしやすいということが考えられ、こちらもプライドが高い傾向が見られる男性に多く当てはまります。
そもそもプライドというのは、「自尊心」や「誇り」といった、自分のことを大事に思う気持ちである一方で、プライドにはもう一つの意味が隠れています。
それは、「承認欲求」であり、誰かに認められたいとか、褒められたいと思う欲求のことです。
プライドが高くて承認欲求が強い人にとっては、論破されることは自分の誇りや自尊心を傷つけることや、自分の考えを否定されることに繋がるため、プライドが高い人ほど、正論を振りかざす回数も多くなると考えられるのです。
学歴が高い人ほど議論が好きであったり、プライドが高いのもこのためであり、男のプライドという女性が理解できない部分も、言葉で表すとこのような仕組みとなっているのです。
このタイプの扱い方としては、自分のことを認めて欲しい、または褒めて欲しいという欲求が強いので、否定せずに褒める部分は褒めてあげると、上手く扱うことができるはずです。
自己顕示欲が強い
自己顕示欲とは、「自分の存在を社会の中で確立したい」と思う欲求のことであり、自己顕示欲が強い人というのは、一度怒ると感情的になってしまい、怒りが収まらない傾向が見られます。
自己顕示欲が強い人は、自分の思い通りに動かないことが嫌いであり、思い通りに相手を動かしたりコントロールしたいという欲求が強く、自分の意見を他人に押し付けたり、周囲に迷惑をかけることで、自己顕示欲を満たそうとする人もいます。
この自己顕示欲と正論の関係性を分かりやすくまとめると、以下のような心理的結びつきが考えられるのです。
自分が思い通りに他人を動かしたい=正論で優位な位置に立とう
自分の意見を押し付ける=自分の中で正論化してしまい、思い通りに動かせよう