「なんだこいつ…自分に甘すぎんだろ!」「うわぁ。他人にだけ厳しいタイプだこの人」など、自分に甘く他人に厳しい人はとにかく嫌われやすく、相手にとって不利益となることばかりを要求する人です。
最初にお伝えしたいことは、「自分に甘い人の心理があまりにも酷すぎる」事実であって、深層心理を丸裸にすることで大きな怒りを感じる人も出てくることでしょう。
さらにこうした人の特徴と性格傾向を知ることは、「もう二度と近づきたくもない」と思える人が増えることも間違いなく、関わってはいけない有害な人として認める瞬間となるはずです。
あなたがこの記事を読むメリットは、「相手が心に抱く最低の心理を知れること」「ドン引きするような特徴と性格を知れること」の2つです。
「ドン引き注意。」自分に甘く他人に厳しい人の心理
都合よく考えている
自分に甘く他人に厳しい人の心理には「行為者・観察者バイアス」が働いていて、これは凄く簡単に言えば自分に都合よく捉えすぎてしまうことによって、自分に甘く他人に厳しくなります。
例えば職場の同僚が仕事でミスをしたとしましょう。すると「行為者・観察者バイアス」が見られる人は相手に対して、「努力が足りない」とか「注意不足」と捉えてしまうことで他人に厳しくなってしまうのです。
これは自分に甘く他人に厳しい人が「相手の性格や態度に問題がある」と思い込んでいる証拠で、そもそもの相手の能力が低いからこそ仕事でミスを犯すんだと指摘してしまいます。
一方で同じく自分がミスを犯した時にはどうなるのかと言えば、「行為者・観察者バイアス」が見られる人は「自分の能力の責任ではない」と捉えることで、自分とは関係のない外部に問題があるとの捉え方をします。
例えば「俺にあの仕事を任せたあいつが悪い!」とか「あいつが話しかけてきたから集中力が途切れて」など、自分にとても都合がいいとも思える言い訳ばかりを並べることで、自分に甘く他人に厳しい人だと周りに思われてしまいます。
これは人であれば誰にでも見られる心理傾向ですが、普段から偏った考えばかりする人ほど見られやすい心理であると考えられていて、「女が悪いとか男が悪い」と物事を極端に捉えてしまうような人ほど、「これだから女は…」と口にする割には男の不祥事には触れようともせず、自分にとって都合のいい発言が多く見られるようになります。
ちなみに極端な捉え方をしない人の場合の「行為者・観察者バイアス」とは、相手はイライラしたり怒りっぽい性格だと感じているのに対して、自分が同じような心理状態になった時には悪いことが重なったと思い込む程度のバイアスであり、この程度は誰にでも見られるバイアスです。
「こんな性格に気をつけろ!」自分に甘く他人に厳しい人の性格
自己中心的な性格
どんなことでも自分に都合よく考えることは相手の立場で物事を考えず、自分の中で「こうに決まっている」と考えている証拠なので、こうした人は自己中心的な性格だと言えます。
相手の立場で物事を考えれる人は「相手が今どういう気持ちか?」を考えることができ、「なぜ相手は失敗したのだろうか?」と親身になって考えることができるため、他人にだけ厳しいような考えはしません。
自己中心的な性格の特徴として「間違えを指摘するとキレる」「相手のことを考えない」「わがままである」などの厄介な一面が見られますが、これらは全て自分に甘く他人に厳しいことに繋がってくることです。
ちなみに自己中心的な人は忍耐力がないとも言われますから、相手が続かないことに対しては「根性がない」などの根性論を押し付けるものの、自分が続かないことに対しては「もう飽きた」などの都合の良い見解を示すことで、自分にとても甘い評価をつけることが多いです。
怒りっぽい性格
自分に甘く他人に厳しい人が怒りっぽい理由はとても簡単で、こうした人はいつも矛盾を抱えているので相手にそれを指摘されることは、感情的になることが最も簡単で都合が良い方法となるからです。
例えば「あなたっていつも自分には甘いよね」と真実を告げられたとして、自分に甘く他人に厳しい人は認識を変えることで自分を正当化し、相手に逆ギレするような態度をとります。
男性が言われたとすれば「男なら誰でもこんなものだ!」と認識を変えてしまうことで、自分は悪くないことを主張し続けたりプラス面を伝えようとしますが、やがて正当化ができないと感じることでキレることを選択するのです。
キレるとその話題から口喧嘩や相手の悪い部分へと話題を逸らすことができたり、自分自身を守り抜くことにも繋がることで、自分に甘く他人に厳しい人はキレることで修羅場をくぐり抜ける手法を選択しがちです。
ナルシストな性格
ナルシストな人とは自己愛が強い人のことですが、自己愛が強い人は自分のことが大好きで自分は凄い存在だとか、誰よりも自分は優れているとの本音を持っているので、どうしても自分に甘くなってしまうのです。
子供を溺愛していたり犬や猫を溺愛してる人が甘くなってしまうように、自分が好きすぎることは自分に対しての評価を甘くし、可愛すぎる自分という人間は悪くないとの見解を示します。
ナルシストな人ほどわがままで特別扱いされないと怒ったり、モテる人や魅力的な人に敵対心を持つことも多くなるのもこのためで、自分が大好きなことは自分を過大評価しすぎることで、小さなことでも自分は負けていないと主張することに繋がるのです。