打たれ弱い人の心理と特徴・克服法・接し方

そうした防衛本能は自分を守るためのものですが、充実した人生を送るためには、デメリットの方が多くあります。

そこで、本章では、打たれ弱さを克服するための方法について紹介します。

未来の自分の目線で物事を判断してみる

昔の失敗を思い出してみて下さい。

トラウマになったような失敗は別にして、おそらくほとんどの失敗は、現在の自分から見ればそこまで大したものではないのではないでしょうか?

むしろ、笑い話として懐かしさや愛おしさを感じるくらいではないかと思います。

過去の自分は現在の自分にとってはある種、他人なので、客観的に見ることができます。

その時の失敗を悔やむよりも、失敗を恐れて諦めてしまったことで後悔していることはありませんか?

例えば、好きな人に告白することができなかったけど、振られても良いから気持ちを伝えていたらどうなっていただろうか…など人によって様々な後悔が浮かんでくるのではないでしょうか。

失敗をして叱られたり、恥をかいたりすることを避けるために挑戦を諦めることは、今の自分にとってはある種賢明な判断でもありますが、未来の自分から見たら、勿体無い判断をしている可能性があります。

「失敗を避けることのデメリット」を意識して、迷ったときは、未来(例えば10年後、死の間際)の自分が思い出した時に、今どうすれば一番後悔せずに済むか、といった視点で考えてみると勇気が湧いてきます。

失敗に対する考え方を改める

誰もが失敗はしたくありませんが、日本人は失敗することを嫌がる傾向が強く見られます。

日本の教育が「正解を導き出す方法を暗記する」ことを重視してきたことが影響しています。

知らないうちに「不正解=失敗=悪いこと」と刷り込まれてしまっているのです。

また、「沈黙は金」といった諺にも現れているように、積極的に意見を言うと損をするといった文化もあります。

そのため、外国人の輪の中に入ると、彼らが頓珍漢な意見でも堂々と発言することに驚いてしまうことが多々あります。

自分の意見を主張しないと、軽んじられてしまって損をする仕組みになっていることが影響しているのでしょう。

よく聞く話だと思いますが、発明王トーマス・エジソンは、失敗について次のように表現しています。

失敗ではない。うまくいかない1万通りの方法を発見したのだ。

「失敗がなければ何が最適なのかわからない」として、失敗を成功と同じくらい貴重なものと考えていました。

また、野球のイチロー選手やサッカーの本田選手のような成功者達も、常に「失敗」の大切さを語っています。

「だから今日から失敗を前向きに捉えて恐れないようにしよう」と言われてすぐに行動に移すことは難しいと思いますが、まずは自分の頭の中で『失敗を肯定的に捉える』ことから始めてみましょう。

メンタル・マッスルを鍛える

トレーニングして筋肉をつけることで身体を強くすることができます。

身体に負荷を掛けて筋を破壊し、栄養と睡眠をとり、”超回復”と呼ばれるプロセスを経て筋力は増強されます。

それと同様に、心の筋肉、すなわち「メンタル・マッスル」をつけることで”心を強くする”のです。

身体の筋肉と同じように、トレーニングをすればメンタル・マッスルを鍛えることができます。

そのためには、心に敢えて負荷をかける必要があります。

自分が普段から苦手に感じていることを、敢えてやってみるという方法があります。

例えば、会議で自分の意見を言えないなら、敢えて意見を言う。

二次会に誘われて、行きたくない時に、断って帰る。

というように、メンタル・マッスルを鍛えるために、敢えて自分の心に負荷をかけるのです。

身体を鍛える時に徐々に負荷を重くしていくのと同じように、自分の心が苦しさから回復するのを待ちながら、少しづつ挑戦の難易度を高め、回数を増やしていきましょう。

打たれ強い人のことを、「心臓に毛が生えている」などと表現したりしますが、自分の心臓をマッチョにするようなスマートなイメージをもってメンタル・マッスル・トレーニングに励みましょう。

失敗の回数を敢えて増やす

メンタル・マッスルを鍛えることと少し似ていますが、失敗したり、叱られたりしたことが気になるのは、実は叱られる回数が少ないという理由があるかもしれません。

打たれ弱い人は、普段から失敗することを警戒しているので、失敗するリスクがある言動を控える傾向があります。

失敗する回数が減るのは良いですが、凹む回数が少ないことで、却って失敗に対する免疫がつかずにますます打たれ弱くなってしまいます。

また、失敗の回数が少ないことで、一つ一つの失敗の重みが大きくなり、端からみれば大したことのない失敗が記憶に焼きついて離れなくなります。

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