ですから、自分のことを常に惨めに思っているネガティブ思考や、悩み事をいつまでも解決できていない人ほど、怒りっぽい人が多くなり、そしてすぐに怒る傾向が高くなります。
病気
うつ病などの病気で、怒りっぽい性格になってしまうことは比較的多く、特に老人性うつ病はその代表例といえます。
人は年をとると丸くなるといいますが、この老人性うつ病の特徴は怒りっぽくなりやすく、クレーマー体質な性格になりやすいということです。
ですから周囲の言葉には決してうなづくことなく、マイルールが絶対だ!という考え方人は、この心理的特徴に当てはまっているのかもしれません。
その相手がもし、家族などの大切な人であった場合は、一度お医者さんに相談することがいいでしょう。
また、老人で言えば認知症なども、すぐ怒る症状の1つとして見られます。
追加情報~
子供の頃の知恵
例えば子供の頃にすぐに怒ることで、お菓子やおもちゃ、またはお小遣いをもらえたという人にとっては、すぐに怒ることは自分に大きなプラスとなるという誤った認識を持ったまま、大人になってしまってる可能性も考えられます。
故に、こいつなら大丈夫だと思う人であれば、わざと怒ることによって、自分にプラスとなるものを得ようとしている訳です。
結論を言えば、甘やかされて育てられてきた人ほど、こういった誤った認識のまま大人になってしまう可能性があり、わがままで自己中心的な性格だと周りから思われてしまう可能性があるのです。
脳の疲れ
脳が疲れることによって、イライラしたり、眠れないなどの症状が見られ、脳疲労はしっかりと自覚をもって対処しておかなければ、自分にとってデメリットが多くなるといえます。
眠れないことでさらにイライラしますし、目の疲れや肩こりを感じると、一日を過ごすことがよりだるく感じてしまいます。
脳疲労は、ストレスや情報を詰め込み過ぎなどが主な原因となりますので、とにかく最近疲れ気味で怒りっぽくなったと感じているのであれば、脳疲労を回復することを優先してみてください。
脳疲労というのは最終的には、うつ病や生活習慣病にも繋がってきますので、決して甘く見ていてはいけません。
防衛本能
怒るということは自分を守ることにも繋がります。
故に、常に不安にさらされている人ほど、心に余裕を持つことができずに、すぐにキレてしまうことも多くなるのです。
不安というものは、ストレスでありますので、この不安が心の中にどんどんと溜まっていけばいくほど、その不安を心の中だけで溜め込むことが不可能となり、怒りとして表に出てしまうのです。
もしもマイナス思考で自分に自信がない人なのであれば、定期的にストレス解消をおこなうことを心がけてみてください。
病気を疑うケース
うつ/認知症
先ほども少しご紹介しましたが、うつ病や認知症の症状には、怒りやすくなるという症状が見られます。
以下にそれぞれの症状をまとめておくので、すぐ怒る人が当てはまっていないのか、一度チェックしてみましょう。
鬱病の症状
- 気分の低下が激しい
- やる気が起きない
- 身だしなみに関心がなくなった
- 不安でじっとしてられない
- 注意力が低下している
- 眠れない/目が覚める
- 急な食欲低下/増加
- 動機やめまいが多い
- 怒りっぽくなる
認知症の症状
- 暴力/暴言が見られる
- 妄想が激しくなる
- 弄便が見られる
- 徘徊が多くなる
- 怒りっぽくなる
上記のような症状が見られた場合は、念のためにお医者さんに相談してみるといいでしょう。
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