嫌悪感という感情を人生で一度は抱く瞬間が必ず存在します。そして、この嫌悪感という感情はそう簡単に忘れられるものではありません。
嫌悪感を抱いた後の数日間は、その嫌悪感についてずっと頭を悩ませたり、ストレスの原因になってしまったりと、嫌な思い出として人々の脳に残ってしまいやすいのが、この嫌悪感となります。
今回の記事では、そんな嫌悪感を抱く心理的特徴について、7選にまとめてみました。
恐怖心
嫌悪感を抱くの意味は、「物事や人物に対して嫌悪を抱くこと」という意味となっていますが、例えばトラウマになってしまった出来事というのは、言い方を変えると、嫌悪感を抱いてしまっているという意味にもとれます。
自分が過去に苦い思いをしたことや、恥ずかしい思いをしたこと、心の底から怖い体験をしたなどは、いつまでもトラウマとして心に残り、そのトラウマが起こった場所や同じ行動、トラウマの現場を見られた相手などに対して、強い嫌悪感を抱いてしまうことはよくあります。
嫌悪感を抱くというのは、実は大昔の経験が心理的原因であることも珍しいことではないのです。
被害妄想
ライバル視している人に対して、自分自身が劣等感を抱いたり、相手の細かな仕草がこちらのことを馬鹿にしているように思えた時、人は嫌悪感を抱いてしまうことがあります。
これは比較的被害妄想が激しい人に見られがちな心理的特徴であり、人によっては負け犬の遠吠えだと言われてしまうような考え方でもあります。
特に見栄っ張りほどこの心理的特徴に当てはまりやすく、見栄っ張りな人というのは、相手にされていないにもかかわらず、勝手に勝負を挑んで劣等感を感じていたりもするので、比較的高い確率で見られると考えられています。
プライドを傷つけられた
被害妄想ではなく、実際に人前で馬鹿にされたり、見下されたような態度をとられると、人は嫌悪感を抱いてしまいます。
さらにプライドが高い人ほど、プライドを傷つけられたことをいつまでも根に持っていたりもしますから、酷い人の場合は、元恋人に対してストーカー行為(嫌がらせ)をしてしまう人もしばしば。
さらにプライドを傷つけられたことがトラウマとなり、その時感じた恐怖心に怯えて、嫌悪感を抱いてしまうという可能性も十分に考えられます。
同族嫌悪
同族嫌悪の意味は、簡単に言えば「自分自身の嫌な部分を相手が見せることによって起こる反応」であり、コンプレックスを抱いている部分を相手も強く意識していたり、また逆に、「自分が持っていない憧れている部分」を相手が持っていた場合に、起こる反応であります。
憧れている部分に関しては、胸が小さいという悩みを持つ女性が、胸が大きい女性に対して同族嫌悪の心理が働き、嫌悪感を抱いてしまうといえば分かりやすいでしょうか。
男性の場合は、お金持ちで社長という職に憧れている人が、実際にそういった人物を見た時に、嫌悪感を抱いてしまうことが多いです。(テレビなどの、実際には会っていない場合にも多く見られます)
支配欲の強さ
独占欲が強い人ほど、自己中心的であり、相手に対して自分の考え方を押し付ける傾向が強く見られますが、こういった支配欲が強い人は、嫌悪感を抱く心理が働きやすい人であります。
支配欲が強い人というのは、自分が絶対的な立場や、常に中心的な立場でいなければ気が済まない気質にあり、そして邪魔者が入ると、その邪魔者に対して強い嫌悪感を抱きます。
ですから支配欲が強い人は、常に自分の支配下に置けるような、自信過失でネガティブ思考な人を好む傾向にあり、逆に自分の意見をしっかりと言う人や、気が強い人に対して、嫌悪感を抱きやすい性格となってしまうのです。
損得勘定で物事を決める人
損得勘定で物事を決める人ほど、嫌悪感を抱きやすいという研究結果が出ており、これにはしっかりとした心理的理由が存在します。
損得勘定で物事を決める人というのは、例えば誕生日プレゼントをもらったことに対しても、他人と比べてしまったり、目先の物(値段)で、損なのか得なのかという勝敗にこだわりがちです。
ですから、自分が親切でしているようなことでも、これで貸しが一つできたという考え方をしがちであり、そしてお返しを待ちます。
問題は、損得勘定で物事を決める人以外の人は、当然このような考え方をしませんから、お返しという考え方をしません。
そしてこの損したという感情が積もりに積もった結果、その行動や相手に対して、嫌悪感を抱いてしまうといったことに繋がってしまうのです。
嫉妬心
自分より下だと思っている友達に可愛い彼女ができた時などに、多くの人は嫉妬してしまい、そして嫌悪感を抱いてしまいます。
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