相手のためを思っていつでもなんでも率先してやってのけてしまいます。
例えば、掃除だって隅から隅まで恋人の部屋をしっかり片付けてくれますし、まるで両親のようにご飯を作ったりと、尽くし上手だと言えます。
さらに遠距離で恋愛している場合、ドMな恋人の場合はわざわざ新幹線で土日相手のところに通ったりします。
それを毎週続けるのですから、よっぽど尽くすことが好きなのです。(ただ、好きな人にしか尽くさないという特徴がドMには見られます。)
また、これを当然のように受けて入れている人も、Sの資質があると言えるでしょう。
いずれにしても、MとSのバランスが保たれているうちは上手くいきやすいです。
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共依存のアダルトチルドレン
アダルトチルドレンとは、日々の虐待や子供に対する過剰な期待など、日常的にストレスが溜まっている家族状態を示し、これを機能不全家族と呼びます。
共依存のアダルトチルドレンは、子供の頃から親の心配をしたり、親の機嫌をとるように良い子を演じたり、夫婦が仲良くなるために自分がどうにかしようと試みるなど、子供の頃から自分が世話をしてきていたという環境で生き続けてきました。
その結果、大人になっても自分が犠牲になってでも他人を助けようとか、恋人に尽くそう、自分が謝ろうなど、「自分を犠牲にしてでも相手に尽くしてしまう」特徴が見られるようになるのです。
このタイプは相手に支配されていたり、利用されて捨てられてしまうことが多く、相手の言うことを何でも聞いてしまうことから、ドMであると評価されやすいです。(相手がドMであった場合、ドSになることも可能です。)
子供の頃から親に親切にされるために自分を犠牲にしてきた人にとっては、自分の存在価値を高めるには、とにかく尽くすことで成長してきました。
またアダルトチルドレンの特徴でもある、真面目すぎる、相手ではなく自分を批判する、自分の判断に自信が持てないなどの要素も加わることで、より相手に依存してしまった結果、奴隷のような扱いを受ける人も珍しくありません。
恋人ではよくても結婚となると…
結婚するにあたってSとMであることが邪魔になることもあります。
それは、DVに走る可能性のあるS体質の人と、結婚なんてできるのかという話です。
Sな人は、受け身のMな人に「何かをやってあげている」状態が続くので、独占欲が強い可能性が考えられます。
基本的にMな人は恋人を心から信じきっていますから、結婚の話になっても動揺しません。
ただ、結婚後は個人の自由になりますので、SとMのバランスを均等に保てるように、子育ての場合も均等に行えるように気をつけましょう。
【注目】幼少期の経験で傾向が決まる?
「どんなことで興奮を覚えるのかが、ドMであるかどうかの非常に重要なポイントとなる」とお伝えしましたが、幼少期の体験によって、ドMかドSかが決まることもあります。
例えば、子供の頃に好きな女性が黄色の靴を履いていたとしましょう。
すると脳は興奮と共に黄色の靴を履いていたという強烈な印象が脳に残り、それが大人になってからも強い欲求として残ってしまうことがあります。
あくまで幼少期であることが重要なので、こちらで判断することは難しいと言えるでしょう。
知らないうちにMになることも
世の中には知らないうちにMになってしまった…という人もたくさんいることでしょう。
そんな人は、「興奮を感じた時に、たまたま目にしたものが興奮と結びついて記憶された結果、Mであるとの評価に繋がった」可能性が考えられます。
簡単に言い換えると、「本来は違うことで興奮を覚えたのに対し、それがセットでないとより興奮を覚えれない」と脳が勘違いしてしまうのです。
その結果、受け身でど変態であると思われるような要求をしたり、もっと追求することでより興奮を覚えれるのではないかという考えが、よりドMであると思わせる行為に発展していくこととなります。
ではこれに当てはまっていない人はドSということ?
これまでご紹介してきた内容に当てはまっていない人というのは、ドSな人の可能性があります。
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