人の幸せを願う人と喜べない人の心理的違い6選

世の中には人の幸せを願う人もいれば、人の幸せを素直に喜べない人もいるわけですが、あなたはどちらの経験が多いと感じるでしょうか。

人の幸せを喜べないことは当然のことであり、「人の幸せを願う人なんて、いい人ぶりたいだけだ!」と思う人もいるかもしれませんが、おそらくそんなあなたも、この1ページを読み進めていくうちに、そういえば自分も人の幸せを願ったことがあったな…と思うことができるでしょう。

そんな心理的違いを、分かりやすく専門用語も含めてお伝えしていきます。

幸せを願う人の心理

応援する人

好意の返報性

好意の返報性とは、「他人から何かしてもらった時に、自分も返さなければいけない」と思う心理状態のことを指します。

例えば、以前に自分が幸せになるために自己犠牲をしてでも、応援してもらったという借りがあった場合、これは好意の返報性の原則が働き、相手の幸せを全力で応援し、喜ぼうという気持ちになるわけです。

全力で応援してくれる両親や兄弟などが、逆に相手側が幸せになると心の底から喜ぶことができるのも、こういった原則が関係している部分もあります。

また、「自分が好意を示すことで、相手も好意を抱きやすくなる」というのも好意の返報性でありますから、好意を抱いている相手に対して、幸せを願うことは、自分に好意を抱かせるための心理テクニックでもあるのです。

人生経験が豊富な人の場合、好意の返報性を経験から理解している人もいるでしょうから、自分の幸せを願ってくれる相手がいるのであれば、それは好意的であるサインである可能性も考えられるのです。

情けは人の為にならずという言葉がありますが、これを好意の返報性に当てはめてみると、まさにその通りになりますよね。

 

自己満足のため

俺はお前の幸せのためを願って…というセリフをテレビなどでも耳にすることがありますが、これは実は自己満足のために、自分が精いっぱい尽くしていることが多く、理由を以下に挙げていきましょう。

お前のために=自分は精一杯尽くしている=尽くせば愛してもらえるだろう】という誤った思い込みから、幸せを願うために精一杯尽くす人がいるわけですが、こういった人の場合、尽くしている自分に酔っているだけであることが多いです。

別れた元恋人に、「俺はあれだけ尽くしたじゃないか…!!」といった捨て台詞を吐く人も、こういった思い込みをしている確率が高い人であると考えることができますよね。

さらに、こういった二人の関係が崩れてしまうシーンを、ドラマなどでも目にすることがありますが、これは先ほどお伝えした好意の返報性が深く関係しており、「尽くされた相手は、尽くされた好意を返さないといけないと思ってしまう」ことから、一人で心の中で悩み、結局は愛する相手を苦しめてしまう結果に結びついてしまうわけです。

恋愛というのは二人のバランスが非常に大事でありますから、一方的な愛が長続きしにくい理由が、ここには隠されているのです。

 

同一視の関係

こちらは特に女性間で見られやすい特徴が見られ、女性というのは集まると互いに褒め合い、幸せを願っているなどと口にすることも多いですが、これには同一視という心理が関係しています。

同一視とは、「本来、性質などの違うものを、同じものとみなすこと」という意味であり、以下に簡単に例を1つ挙げましょう。

友達の女性を褒めると、褒め返された→自分たちは仲間で同じものである→お互いに褒めることで、自分たちの価値が高まったかのように感じる。

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