人の幸せを願う人と喜べない人の心理的違い6選

これが同一視であり、他人の幸せを願える私たち=私達は妬むことがないグループ=価値が高まったと思い込む可能性が考えられます。

つまり口先だけの嘘で、「〇〇ちゃんの幸せを願ってるよ!」と互いに言い合うだけでも、自己満足が得られるということにも繋がりますよね。

なぜ男性ではなく女性に多く見られるのかと言えば、女性はコミュニケーション能力に長けていますし、共感性が高いといった傾向が様々な研究結果で出ているので、仲間を褒め合うことは得意であり、一種の人間関係構築のための作戦であるとも考えることができます。

さらに女性は、親和欲求が強く、協調性を大事にする傾向が強く見られますので、群れるのが好きなのです。

 

幸せを願えない人の心理

人の幸せを妬む

社会的比較

社会的比較の多くの場合は、「自分と似た人間」を比較することが多く、例えば、年齢が近い/社会的地位が近い/性格が似ているなど、とにかく自分と似ている人を比較の対象として選びやすいです。

これを象徴するように、自分がそれほど美人ではないと思う人の場合、美人と比較することは少なくなります。

この社会的比較がなぜ、人の幸せを喜べないことに繋がるのかと言えば、比較する対象というのは、何も全員が自分と同じレベルの人間ではないという分部に隠されています。

自分よりも下の存在と思う人と比較することも当然あり、このように自分より下の人と比較することを、下方比較と言います。

この下方比較をすることによって、自分よりも劣っている部分を比較したり、見下すような心理が働くことによって、自分の価値を高めることにも繋がりますし、安心感を得ることができ、人は自信を回復しようとする傾向が見られるのです。

ですが、この下方比較というのはいいことばかりではなく、自分より下だと思い込んでいる人が大きな成功を収めた場合、自分の自信を回復したり安心感を得るどころか、自分の自尊心が傷つけられてしまい、最終的に嫉妬や嫉みといった感情が生まれ、人の幸せを喜ぶことができなくなってしまうというわけです。

多くの人が見下している人が、何か幸せをつかんだ時に、素直に祝福できないのも、こういった心理が関係しているのです。

 

劣等感の裏返し

劣等感の裏返しとは、例えば自慢話が多い人というのは、自分を大きく見せようとする心理が隠されているということは有名ですが、これは実は自分に自信がないために、自分を大きく見せようと自慢話をたくさんしてしまうというわけです。

このようなコンプレックスの裏返しを劣等感の裏返しといい、人の幸せを喜べずに悪口を言ってしまう人の場合、悪口を言うことで自尊心の回復をしようとしているのです。

他人の弱みを握り、その部分を徹底攻撃することによって、自尊心を保とうとしています。

故に、よくぶりっ子な人というのは攻撃され、妬まれる傾向にありますが、これも劣等感の裏返しであり、自分と同じレベル、または下のレベルであると思い込んでいる人が、自分よりも異性にちやほやされていたり、外見が魅力的な異性と交際することによって、傷つけられた自尊心を回復するためであると考えられるのです。

こう考えると、人の防衛本能というのは怖い一面もありますよね。

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