そうした消し去りたい過去の記憶をネット上から消すことによって、恐怖心をなくし、安心感を得ている心理が見られます。
プライバシーを守るため
ストーカー被害にあう女性が後をたちませんが、ストーカー被害を回避するためにも、自分の名前を検索することによって、どれほどの情報が他人に知られてしまうのかということを知ることもできます。
自分の友達以外にSNSを公開しないという人が増えてきていますが、こうした人たちは自分を守るためにも、やたらめったに知らない人に情報を漏らさないということを心がけているものです。
さらには、他人の情報を知るということは、自分が優位に立つことができるとも考えることができ、相手の弱みなどを握ることによって、その情報を周りに流すなどの行動に出ることで、自分が優位な位置に立つことができたりもします。
よく一方的に詮索する人がいますが、このような人はネットを活用してまでも、プライベートな情報を手にすることによって、相手をコントロールしようとしたり、自分が優位な位置に立とうとしている可能性が考えられるため、自分を守るためにも友人以外に情報を非公開にすることは、メリットが大きいとも言えるかもしれません。
ストーカーには縁がないと思い込んでいるあなたも、知らない人に自分の情報を伝えすぎると、自分が弱い位置に立たされる危険性があるということを頭に入れておきましょう。
検索する人の性格傾向
承認欲求が強い
承認欲求とは、「他人から認められようとする欲求」のことであり、これはSNSと大きな関係を持ちます。
よくSNSで自分の顔を公開する人ほど、自己顕示欲が強いとも言われますが、この自己顕示欲はそもそも承認欲求からきているものであり、いいねの数が少なければ自分は承認されておらず、いいねの数が多ければ自分は承認された気持ちになってしまうのも、こうした承認欲求からくるものであると考えられています。
さらに承認欲求が強い人というのは、アピールすることが大好きでもあるため、過去にあまりにも大げさに表現をしてしまったことによって、少し恥ずかしい気持ちになったりした投稿を削除するために、自分の名前を検索して、その投稿が誰でもすぐ見れる場所にあるのか?その投稿に対してツイッターなどでバカにされていないのか?ということが心配になり、自分の評価を探ってしまうことに繋がりかねません。
このタイプは他人と自分を比較する傾向にあり、やがてこうした悪循環に落ちってしまう可能性があるため、別の方法で承認欲求をある程度満たすことが必要となるでしょう。
自分が大好きな人
自分が大好きな人ほど自分の名前を検索すると考えられ、自分を検索するエゴサーチという行為は、いわば自分自身を鏡で映して見ているようなものです。
だからこそ、自分が大好きな人は鏡に映る自分の存在を確認する傾向にあり、こうした人ほど自分の評価が高いといった特徴があるため、意外と傷つきやすいという一面も見られます。
逆に自分が嫌いな自己評価が低い人の場合、嫌いな自分をわざわざエゴサーチする必要はなく、さらにはこんな自分を検索したくはないと思っていることも多いです。
また自分が嫌いな人というのは、嫌いな自分の顔をネットに晒そうとは思わないために、わざわざ嫌いな自分の評価を調べようとは思わないのです。
依存症や強迫性障害に注意
依存症の危険性
自分の名前を検索ばかりしている人というのは、自分の評価を気にしすぎている人であり、こうした人はエゴサーチをやめることができない、エゴサーチ依存となってしまうことがあります。
これはよく芸能人などに見られる症状であり、自分の評価が気になるために、テレビ出演が終わるとすぐにエゴサーチをしたり、自分を見つめ直そうとしてしまいます。