今だから言えるけど…の打ち明けが要注意な2つの理由

「今だから言えるけど…」と事前に伝え、自分のことを長々と話したり、自慢話をする人というのは、基本的には他人から認められたいという承認欲求が強く、そして相手の気持ちを読み取る能力に鈍感である、対人感受性が欠けている可能性が考えられます。

さらに話の内容を細かく見ていくと、「今だから言えるけど…」と期待を膨らませておいて、自分の話や自慢話を長々とすることは、いかに自分のことを過大評価しているのか、または自己愛が強いのかという部分が見えてきます。

例えば、「自分という偉大な人間が、街中の見知らぬ人に肩をぶつけられて、イラついていた」という本音を打ち明けたところで、相手からすればどうでもいい話でありますし、それほど重要な話でもありません。

しかしながら、自己評価が高いナルシストな本人からしてみれば、「自分ほどの人間が肩をぶつけられたのに、謝ってこないのは重大な話だ!」という評価に繋がり、いかにも大げさに話してしまうというわけなんですね。

このタイプとの付き合いは、言わせておくことが重要であり、面倒なら付き合う回数を減らすことを検討してみるのもいいでしょう。

 

思いやりの可能性も当然ある

ここまでは要注意の部分にだけに触れてきましたが、恋人や親友のような大事な存在であると思っている人に対しては、相手のために本音でぶつかり合おうという理由から、「今だから言えるけど…」と本音を打ち明け、お互いにダメな部分や反省すべき部分を話し合い、分かり合おうとしている可能性も当然考えられます。

こちらに当てはまるケースというのは、「今だから言えるけど…」と、複数の人の秘密を過去に話していない人であり、こうした人は口が軽いわけではなく、相手と本心でぶつかるが故の言葉であるととらえるべきです。

例えば、「あの時は空気を読んで言わなかったけど、あの言葉は相手を傷つけるよ」といった注意は、相手を思っての注意であり、決して口が悪かったり、ナルシストなわけではありません。

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