「あ〜この人声が大きくて迷惑極まりない!」とか、「自分の存在アピールですか?」なんてことを思うのは当然であり、声が大きい人はそれだけ目立ってしまい、集中力が途切れる原因ともなります。
そんな声が大きい人の深層心理を読み取っていくと、ある狙いと原因が見えてきたので、相手の心を丸裸にしていこうと思います。
リスキーシフト
リスキーシフトとは、「通常一人ではしないような行動でさえも、大勢となればしてしまう」現象のことであり、人数が増えるほど過激な行動に出てしまうのは、こうした心理が関係しています。
成人式や結婚式を例に挙げると分かりやすく、同級生や知り合いが大勢集まるこうした式では、誤りや危険をかえりみない行動をとってしまいやすく、喧嘩に発展することは想像の範囲内となってしまいがちなのもこのためです。
集団になればなるほど威勢が良くなり、声が大きくなってしまうのも、リスキーシフトがもたらす心理効果であり、リスクを伴う言動をおこなってしまいます。
つまり、一人だと何もできないと言われる人は、実は冷静な判断をしているだけであり、リスクを回避するような賢い選択をしているとも言えそうです。
耳が悪い/遠い
耳が良い人は小さな声で聞こえるので理解できないかと思いますが、耳が悪かったり遠い人が言葉を発すると、自然と声が大きくなってしまうものです。
お年寄りを例に挙げると非常にわかりやすく、耳が遠いお年寄りは電話であっても大きな声で話すため、受話器の相手は凄くうるさいといった経験をしがちです。
これは若い人でも当てはまることがあり、ストレス性難聴や幼児期から難聴がある場合は、自然と声が大きくなってしまいます。
スピーカーで音楽を聴いていると、ついつい大きな声で返事をしてしまいがちですが、耳が悪い人や遠い人が常にこの状態であるとすれば?声が大きくなってしまうのも納得ですよね。
自己顕示欲が強い
自己顕示欲とは、「自分の存在を他人に認めてもらいたい」と思う欲求のことであり、SNSで顔出しすることが多い人や、自分大好き人間と言われる人が当てはまる、誰にでもある欲求のことです。
この自己顕示欲が強い人が厄介視される原因としては、とにかく目立つ言動が多いという部分がよく挙げられ、自分に注目を向かせるためにあえて大きな声を出して、自分の存在をアピールしている可能性が考えられます。