世話好きな人は女性に多く、中には度が過ぎておせっかいであると受け止められることもあります。
この違いを説明すると共に、世話好きな人が女性に多い理由や心理をお伝えしていくことで、メリットデメリットなども明確に見えてくることでしょう。
また、世話好きな女性が陥ってしまう【怖いコンプレックス】の特徴についても述べていきます。
世話好きな心理
世話好きな人は自己犠牲をすることで、他人から感謝されることが多いですが、こうした自己犠牲をする行為は承認欲求によるものであると考えられ、自分の存在や言動を他人から認められたい欲求を満たすために、世話好きな行動に出ます。
例えば、相手の考えを尊重して相手を助けた結果、「あなたは素晴らしい人間性がある!」と評価されることに繋がるわけですが、こうして感謝されることによって、世話好きな女性は自分の存在意義を確認することができるのです。
基本的に女性は協調性が高く、平和主義であるため、他人と協力しあって一つのことを成し遂げることが好きである他、女性は男性よりも自信がないことが分かっているため、自信を取り戻すためにこうした行動に出ているのかもしれません。
一方で男性の場合、勝ち負けをつけたい性質を持つため、世話をするよりも自分が上の存在であることにこだわりを持ちます。
こうした理由から、女性の方が世話好きな人が多く、時には男性に利用されてしまうことにも繋がりやすい結果となります。
相手をコントロールしたい
もう一つ考えられる心理としては、ダメ男と世話好き女を例に挙げると分かりやすく、世話好き女はダメ男を助ける行動に出ることで、相手をコントロールしているケースが非常に多いです。
このタイプは、親切にすることで相手をコントロールすることに加えて、自己主張が強く、自分の意見は間違っていないと思っていたり、時には自分と違う価値観を持つ人を見下す発言も多く見られます。
さらにこのタイプの厄介な部分は、自分が起こした行動に対して、相手の反応が想像よりも鈍かった場合に、「助けてあげたの感謝の気持ちが感じられない…」と不満を抱いてしまうことです。
傾向としては、世話好きなはずが、おせっかいを焼く女に変貌してしまう典型的タイプであると言えます。
母性本能が強い
女性には母性本能が存在し、母性本能が強い女性には「自分よりも弱いものを放置しておけない」という特徴が見られます。
動物愛護団体などで活動するのが多いのは女性であったり、怪我をした動物を放っておけないのは、母性本能が強い可能性が考えられます。
また、共存依存が強い人ほど、自分の子供が生まれた時に子供に夢中になりやすいことからも、共存依存が強い人ほど恋人や友達などに、ついつい世話をしてしまうことも多くなると考えられます。
おせっかいとの違いは?
世話好きな女性が最も気をつけなければならないことは、おせっかいを焼く女であると認識され、鬱陶しい存在であると思われてしまうことです。
世話好きであると言われる人の特徴は、「相手のことを考えた故に行動に出て、その行動に感謝される」人こそが、多くの人から尊敬されたり、受け入れられる、世話好きな人となります。
一方でおせっかいは人は、「とにかく自分本位で物事を考え、”あなたのために”という押し売りの言葉で世話を焼く」人は、感謝されるどころか避けられる存在となってしまうことも珍しくありません。
どちらも同じような心理から行動に出ているのですが、「親切な行為を相手が本当に望んでいるのかどうか?」を見極める力がある人こそが、世話好きな女性として好かれるのです。
メサイアコンプレックスに要注意!
日常生活では聞くこともない言葉だと思いますが、世話好きも度が過ぎれば、メサイアコンプレックスという偽善者にも見られる行動が目立つようになります。
メサイアコンプレックスを一言で説明すると、「あなたのために行動した!」とおせっかいな行動を行うと共に、「自分が救われたいが故に相手を助ける」コンプレックスのことを指します。
基本的にはおせっかいが度を過ぎた人が当てはまる傾向にありますが、世話好きな人も度が過ぎればおせっかい、そして度が過ぎたおせっかいと形を変えていくため、気をつける必要があります。
特徴としては、以下の4つが挙げられるため、世話好きな人に当てはまっていないのか一度チェックしてみましょう。
- 感謝されないと感情的になる
- 助けたことをアピールする
- マイナス思考である
- 自分を愛することができない
メサイアコンプレックスに陥った人は、「あの人を助けれるのは私だけしかいない」という勝手な思い込みから、自己本位な行動に出る他、自分は相手の役に立っていると思い込んでいるため、周囲が注意しない限り行動はエスカレートしていく一方です。
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