「ボランティアする意味ってどこにあるの?」とか、「ボランティアって偽善者だよね?」など、ボランティア活動をする人の気持ちが理解できずに、つい否定的になりがちな人もいるかと思います。
まず最初に伝えておきますが、ボランティアをする理由や動機というのは必ず存在し、この経験を無駄にしないという気持ちがあれば、誰でも経験を人生に活かすことができることでしょう。
この1ページでは、ボランティア嫌いな人や興味のある人など、全ての人が理解できるボランティアをする理由についてまとめていきます。
「ソーシャルグッドCatalyst」が全国20~60代の男女計1,000人を対象に実施した「社会問題・ソーシャルグッドに関する意識・行動調査」の結果によれば、ボランティア(ゴミ拾い・炊出し等)に参加したことがある人の割合は11%で、今後検討している人は31%もいるという数値結果になっています。
社会に役立つ/価値を高めれる
ボランティア活動を長く続ける人も短期で続ける人も、どちらにとってもボランティアをする理由のトップ3には入ると言い切れる理由がこちらとなり、実際にボランティア活動が社会の役に立っていることは間違いありません。
ちなみに内閣府が公表した、「平成26年度。市民の社会貢献に関する実態調査報告書」によると、社会に役立ちたい理由が50%を占める割合で、ボランティア活動をする理由の1位と発表されています。
特に大きな震災が起こった時には、たくさんの支援やボランティア活動が行われる姿が映像に移され、泥だらけになっても片付けを手伝うなどの姿が印象深く残っている方も多いことでしょう。
さらにもう1つの心理が働きやすく、社会に役立っていると思い込めることは、自分の価値や存在価値を高めることに繋がるのです。
「自分は誰かの役に立っている」と思えることは、自己評価を高めることに加えて、自分に自信が持てるようになることからも、自己肯定感が高まります。
人は達成感に浸ることで自己肯定感を高めることができ、ボランティア活動は達成感を味わうことが十分にできるため、自分を好きになることができます。
故に、自分が嫌いであったり他人が嫌いである人は、ボランティア活動をすることで自己肯定感を高めることができ、改善することが可能となります。
成長に繋がる/自己啓発になる
こちらも常にボランティア活動をする理由のトップ3に入る項目であり、ボランティア活動をすることは様々な刺激と発見があり、今までは気づくことができなかったことに気づいたり、新たな価値観を生み出すきっかけとなります。
新たな刺激や価値観に触れることは、小さな世界で閉じこもる人よりも視野が広くなり、新たな自分の発見や可能性を生み出します。
よく自己啓発本にも書かれていますが、「自分の新たな可能性を生み出すためには、貢献したいことを書き出せ!」という方法が載っていて、「どんな人に対して役立ちたいのか?」という細かな部分までを明確にすることで、より質の高い自己啓発が可能となります。
「成長とか自己啓発って言葉は何だか胡散臭いなぁ〜」なんて思う人もいるでしょうが、圧倒的に成長する人かそうでない人かのどちらかを目指すとすれば、ほとんどの人が前者を選ぶことでしょう。
それくらいに人は、成長し続けなければ社会で勝つことはできないという厳しさを肌で実感しているのです。
困ってる人を助けれる/自己満足
「うわぁ〜偽善者だ!」と思った方もいるでしょうが、困っている人を助けることができていると実感できることは、自己満足に終わるだけではありません。
上記でお伝えしたように自己啓発にも繋がりますし、自己肯定感を高めることもできますし、何より満足の基準なんてものは他人が決めるものではなく、自分で決めるものです。
ボランティアをしている人は、「困っている人を助ける自分はいい人だ!」と思っているのではなく、自己満足することで自分の努力や成長を認め、「これで満足することなく頑張る!」とモチベーションを上げる材料になります。
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