もちろん中には、一度のボランティア活動を機に「自分はボランティア活動が趣味で…」なんてことを言いふらす偽善者もいるでしょうが、こうした人にうざいという感情が芽生えた時には、無視するとか放っておけばいいのです。
あくまで満足の基準は自分の心の中にあるのですから、ボランティア活動をしている人がそれで満足できているのであれば、批判する必要は全くないと言えるでしょう。
恋人や家族がしているから
そもそもボランティアには興味がなかったり、少し偏見を持っていた人であっても、恋人や家族に影響されてボランティア活動をしてみた結果、悪くないと判断して長期的に活動を続ける人もいます。
こうした人がボランティア活動を続ける理由は、やはり自分にとって得るものが大きかったり、自分の人生を豊かにできる何かが隠れているのでしょう。
私の友人でボランティア活動を続ける人は、「恋人と同じ経験をすることで、より円満な関係にも結びつく」と答えています。
「ボランティアが趣味だなんておかしい!」と唱える人もいますが、上記のように恋人と同じ経験を共有するという意味であれば、ある意味趣味を共通して二人の思い出を作っているのですから、趣味に近いものはありますよね。
また、こうしたきっかけがなければ参加しようと思えないことは、誰でも同じであります。
社会勉強が可能である
こちらは特に大学生や若い人がボランティアをする理由に挙げることが多く、実際に関西大学がおこなった「なぜボランティア活動に参加するのか?」のアンケート結果によると、33%の割合で1位がこちらの理由となりました。
これから社会を経験する大学生にとっては、ボランティア活動は様々な可能性を生み出す第一歩であり、これをきっかけに人生が大きく変わる人も珍しくありません。
社会勉強に本当になるのかどうか?については、本人の捉え方次第ですし、全くならないと感じてボランティア活動を続けない人がいるのも事実なので、こちらは人によって大きく評価が割れることが想定できます。
「やりたいことが見つからない」「就職先はどこでもいい」「これから先の人生設計がわからない…」などの悩みを抱く人は、一度ボランティア活動に参加してみるのもありではないでしょうか。
自分の実力や常識を試せる
就職先に悩む人や社会で伸び悩む人がボランティア活動を通じて、「自分の実力はどれくらいあるのだろうか?」を試すことで、自分に自信をつけたり、自分に足りないものを発見できることがあります。
自分を試すと表現すればわかりやすく、ボランティアを通じて様々な人と交流したり、協力しあうことで自分の小ささを知ったり、頼りない一面を痛感することは私も経験積みです。
特に「自分のやりたいことが見つからない」人にはオススメの方法であり、ボランティア活動以外にもやりたいことをしたり、幸せに感じることを探し回ることで、本当にやりたいことを見つけるヒントへと繋げることができます。
社会勉強と同じく、大学生がボランティア活動に参加する理由の上位にランクインすることがほとんどです。
住民である義務や職業上の関係で
ボランティアする人の中には、「この町に住んでいるし、この街が好きだから参加しいてる」とか、「職業上の関係で町を綺麗にしている」などの理由で参加する人もいて、自分が住む街が美しくなることは素晴らしいことですし、気持ちがいいものですよね。
職業上の理由に関して言えば、都会であればパチンコ屋さんやホストなどで働いている人が、朝早くから町のゴミ拾いをしている姿をよく目にします。
職業上偏見がある仕事についている場合は、少しでも町貢献に役立つことを積極的にすることで、住民から受け入れられることを目的としたり、偏見をなくすためにもボランティア活動をするケースもあります。