世の中は「動物嫌いな人は冷たい!」という風潮や、「動物嫌いな人は酷い!」という風潮がありますが、実際にそんなことはありませんし、動物好きであっても冷酷な人間はたくさんいます。
基本的に動物嫌いな人は、周りからの評価を恐れて本音を口にできない辛さがあり、動物が本当に嫌いだという気持ちをいつまでも理解してもらえず、否定的に捉えられることも珍しくありません。
動物嫌いな人に対して偏見を持つ人も、なぜ動物が嫌いになるのか?という疑問を持つ人も、この1ページを読むことで”好きになれない理由”が明確となり、少しは動物嫌いな人の気持ちを理解できるようになるでしょう。
動物=怖い生き物である
動物嫌いな人の多くは、動物=怖いという意識が強く、特定の動物が苦手である人に特に多く見られる心理となります。
例えば動物嫌いでなくとも、犬が噛みそうで怖いとか、鳥が襲ってきそうで怖いなど、特定の動物のみが苦手な人に見られやすい心理である一方で、「動物は怖い」という認知の人にとっては、動物全体が怖い生き物であると感じてしまうことになります。
ここで勘違いして欲しくないことは、動物嫌いだから全ての動物が憎く見えるのか?といえば、そんなことは全くなくて、画像や動画で見るぶんには非常に可愛く見えるけれども、近づくと凄く恐怖心が襲ってくるという人もいて、感じることは人それぞれです。
こうした人がたくさんいるからこそ、最初にもお伝えしたように「動物嫌いな人は冷たい」とか、「動物嫌いな人は酷い」という考えは偏見だと主張でき、テレビやユーチューブでは動物の可愛い動画を目にして、癒されている動物嫌いな人もたくさんいるわけです。
基本的に、動物=怖いという認識が強い人は、子供の頃に動物に怖い経験をしたというトラウマを払拭できておらず、苦手意識が働くことで動物を好きになれない人がほとんどです。
もしあなたがトラウマがある人なのであれば、 “その時抱く感情が、動物嫌いな人が動物に遭遇した時の感情である”という事実を覚えておいてください。
動物に懐かれない
動物嫌いな人ほど犬や猫に好かれにくいことも、動物嫌いが加速してしまう理由の1つとなります。
犬や猫に限らず、動物に威嚇されやすい動物嫌いな人は、「緊張することで警戒心が強くなる→その気持ちが犬に伝わる→警戒心が強くなった結果吠えられるor威嚇される」という現象が見られやすく、好きになるきっかけを掴むことができません。
動物は案外賢い生き物であり、人の気持ちが伝わってしまったり、怯えている様子に気づくことができるために、動物嫌いな人ほどその気持ちを伝えてしまっているのです。
威嚇されたくないのであれば、動物から気をそらすことが最も重要であり、目を合わせたり近くに寄ることは、自ら動物に威嚇してくださいとのサインを出しているようなものです。
動物好きな人の中には、「それなら好かれる努力もしてみろ!」と口にする人もいますが、怖いものは怖いですし、自分の価値観を相手に押し付けるのはよくないので、動物好きな人は気をつけましょう。
動物は菌だらけ
潔癖症の人が「動物の菌がちょっと…」と回答することは、多くの人が「やっぱりそう回答するか…」と納得するイメージは多くの人ができるはずです。
一方で、潔癖症でなくとも動物の菌が汚いとか、動物の臭いが苦手であるという人もたくさんいて、動物の菌や臭いに対して神経質になってしまうことも、動物嫌いな人によくある理由となります。
こうした人は、犬や猫などのペットを気持ち悪いと一概に思っているわけでもなく、可愛いけれど菌がちょっと…という意見の人もいるので、全員が可愛くないと思っているわけではありません。
動物嫌いな人のリアルな感想とすれば、「犬に舐められたけど、この手をどう除菌しようか…」と頭を悩ませたり、「家が臭いと思わないのかな…」と疑問に思うなど、逆に動物が好きなことが不思議で仕方ないくらいです。
人やスマホなどにもたくさんの菌があることは間違いありませんが、動物嫌いな人からすれば、動物の菌を受け入れられない現実を変えることは難しいのです。
触れ合う機会がずっとなかった
動物と触れ合う機会がずっとなかった人にとっては、動物を好きになる理由もないですし、嫌いになる理由も特になさそうに感じがちですが、大人になって動物と触れ合ったことが原因で、怖い思いをしたというのであれば、動物嫌いになってしまう理由も納得です。