このタイプは、普段から解消しきれていない、大きな闇が心にあるケースも考えられます。
考えられる病気は?
非定型うつ病
非定型うつ病とは、世間一般的に知られるうつ病とは少し違い、若い女性に多いことが特徴的です。
故に、女性なのにゲームでキレる回数が多かったり、私生活でもカッとなることが多い場合は、病気かもしれないと疑う必要も出てきます。
そんな非定型うつ病の症状を以下にまとめておきましょう。
- 気分の波が大きく、上機嫌な日と不機嫌な日など極端に分かれる
- とにかく体が重くて、疲労感が凄い
- 些細なことでキレてしまう
- 怒りを覚えると、どんどん強くなっていく
- どれだけ寝ても物足りない
- 甘いものを欲しがり、食欲が高まる
- フラッシュバックが起こり、過去の辛い心理に陥る
- 感情をコントロールできない日がある
- 自傷行為に及んでしまうことがある
- 相手の発言を否定的に捉えてしまう
非定型うつ病は、育った環境や脳内物質が関係していると考えられていますが、真面目すぎて完璧を求める性格の人ほど陥りやすい病であるとも言われています。
さらにたくさん睡眠をとってしまったり、生活リズムに狂いが起こりやすいことから、朝と昼が逆転した生活を送る人も少なくありません。
規則正しい生活を送ることが重要となる一方で、規則正しい生活が難しい人さえいる非定型うつ病は、生活リズムに頭を悩ませる人も少なくありません。
他人の評価に敏感ですぐに気を使ってしまうことが多い人は、非定型うつ病の初期症状かもしれないために、一度お医者さんに相談してみるのも良いでしょう。
治し方と対処法まとめ
治し方①〜幸せホルモンを増やす
「あまり怒らない人」になることができれば、ゲームでキレることも少なくなることが期待でき、さらに私生活でも温厚な人になれる、とてもおすすめの治し方となります。
そのためには幸せホルモンと呼ばれる2つ物質を増やすことが必須条件で、1つはセロトニン、もう1つはオキシトシンです。
まずセロトニンを放出すると、不安や恐怖心を和らげる効果に加えて、精神が落ち着く効果が見られます。
さらにセロトニンが減ると、ストレスを感じやすくなったり、疲れやすくなってしまうため、普段溜まりに溜まったストレスが爆発してしまった結果、ゲームにキレてしまうのです。
そんなセロトニンを増やす方法を、以下にまとめておきましょう。
- 太陽を浴びる(1日30分程度)
- ウォーキング(30分程度)
- リラックスできる相手との会話
- カラオケ
- マッサージやエステ
- リズム運動
- 規則正しい生活をする
- お風呂にゆっくり浸かる
上記のどれか1つでいいので、まずは実行してみることでセロトニンを分泌させましょう。
よくよく考えると、ゲームは太陽を浴びる以外は、同時にできるものではないですよね。
次にオキシトシンの分泌が必要となり、ストレスの緩和や怒りの感情を和らげる効果が期待できます。
オキシトシンについても、以下に増やす方法をまとめておきます。
- 恋人やパートナーと触れ合う
- 友達と食事やカラオケに行く
- 仲良しの友達とお喋りをする
- ペットと戯れる
- 思いやり、親切、感謝の気持ちを持つ
- 家族で楽しい時間を過ごす
オキシトシンは一人で分泌させることも可能なため、恋人やパートナー、友達がいない人でも限られた方法で分泌させることを心がけていきましょう。
ゲームでキレてしまった時はなお更、何か1つでいいのでセロトニンとオキシトシンを思い出し、実行してみてください。
怒りはDVやモラハラといった、最悪の事態にも繋がる危険な感情でもあるため、普段からストレスを溜め込まない自分を心がけていきたいものです。
治し方②〜自分を褒めること
もう1つの方法は、人の性質を利用した面白い方法で、「ゲームでキレなかった自分に対して声を出して褒めてやる」ことで、いつもキレてしまう人の行動は、少しずつ変化を見せ始めます。
なぜなら人は褒めることで承認欲求が満たされたりするものですが、褒めることは人にとって快感の1つとなり、脳はこの快感をしっかりと学習するのです。
褒めると伸びる人がいますが、これが良い例であり、褒められることで脳が快感を学習した結果、また褒められたいと頑張ることができたり、モチベーションの向上に繋がります。
周りが気になって声を出せない場合は、心の中で自分自身を褒めてあげてください。
そのためにはキレないことを心がける必要がありますし、どうすればキレずに済むのかを何度も確かめる必要もあります。
まずは自分がゲームでキレない方法を見つけてから、我慢できた時にはたくさん褒めてあげることで、徐々に怒ってしまう癖を無くすことに繋がるので、騙されたと思って試してみましょう。
治し方③〜キレてはいけない理由を知る
キレてはいけない理由を一言で言えば、「相手に気を使わせてしまう」からであり、夫婦であれば「八つ当たりやネガティブ感情がうざい」ことにあります。
そして相手に迷惑をかけない一人の空間であっても、「ゲーム機の破壊」や「近所迷惑」に繋がることは、あなた自身も自覚しているのではないでしょうか。