思春期は非常にデリケートな時期でもあります。
親に反抗してみたり、わざと危ないことをしてみたり、精神的に不安定になったりもしますよね。
あなたも一通り思春期を経験してきたからお分かりかと思いますが、もし自分の子供が思春期にさしかかったとき、適切なケアができるでしょうか。
物騒な世の中になり、思春期の時期を迎えた子供が事件に巻き込まれる事は珍しいことでは無くなってしまいました。
そこで今回は、思春期の特徴についてチェックしてみましょう。
身体的変化
思春期には体が急に大人に変化します。
精神面ではまだ子供なのに、体だけ成熟しますから不安定になりやすいのです。
性的な興味もわいてくる年頃になりますし、異性への興味も持つようになってきます。
デリケートな問題ですから、できるだけ精神的なサポートが必要となりますね。
客観視できる自分を見つけられる
思春期で最大の特徴と言えば、自分自身を客観的に捕らえることができるという点でしょう。
自分を見ているもう1人の自分が存在すると言っても良いでしょう。
要するに、自分は他者から見てどう思われているか?ということが気になって仕方がない時期です。
異性の目が気になったり、同性の友達の目が気になったりするでしょう。
両親に反抗するのも、親を客観視できるようになっているからです。
また客観視できるようになったからこそ、自分をどうあるべきかという論理的な考えを持つようになります。
人に影響されやすい
非常に人に影響されやすく、周りがしていることが正しいことなんだと思ってしまうため、犯罪を犯してしまうケースが多いです。
例えば、仲良しの友達が万引きしていた場合は、影響から万引きをしてしまうこともよくあります。
他にもタバコやお酒など、他人がしていると非常にかっこよく見えたりする時期です。
善悪の判断よりも、友達がみんなしているからという判断基準で行動してしまう事が多く、そのために事件にも巻き込まれやすいです。
門限の無い夜遊びばかりしている子供と仲良くなれば、当然自分の子供も夜な夜な家を抜け出して、家出するケースも多々存在するのです。
内面をさらけ出さない
特に親に対しては内面をさらけ出さずに、悩みを打ち明けません。
そのため、イジメにあっていても親の前ではその悩みを隠そうとします。
自分はもう子供じゃないと思い込み、大人になるために自分で悩みを解決しようと頑張る子供が多く、または親に心配をかけたくないと気を遣う子供も非常に多いです。
自分が世間知らずで力が無い事に気づいていない為、親の力を借りようとはしませんし、親がその話題を出すと怒ってしまうのも特徴的です。
ダメと言われるほどやりたくなる
思春期は反抗期と重なる時期であり、親がダメといったことに対しては逆にやりたくなってしまう心理状況にあります。
これは『カリギュラ効果』といわれる心理的効果が関係しており、〇〇を見てはダメといえば、見たくなってしまうのが人間です。
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