謝らないから嫌い
自分が悪くても謝らない大人に対して、「大人は何をしてもいいわけ?」と怒りを覚え、大人は信用できないと思い込んでしまうなど、特に相手が子供であれば、謝らない大人は珍しくありません。
実は大人でも、ありがとうと言えなかったり、ごめんなさいと素直に謝ることができない人はたくさんいて、こうした大人が子供にだけ「謝りなさい」と言うのであれば、子供の不満は溜まっていく一方です。
大人であっても子供であっても、悪いことはきちんと謝ることは当然で、感謝の気持ちを伝えることも必要なのに、これを実行できない大人があまりにも多いことが、子供の気持ちを困惑させます。
大人を嫌いになる人の特徴/共通点
親が意見を尊重しなかった
親が子供の意見を尊重せずに、自分の考えばかりで物事を決めつけられていれば、やがて大人を嫌いになってしまいやすく、自分の意見を言えない大人となってしまいやすいです。
こうした子供に共通することは、「早く大人になって自由に生きたい」と思うことであり、実際に社会人となってすぐ家を出ていく人もいます。
何事も親の言うことは絶対という環境で育てば、反抗心が出てきた結果、大人が嫌いであると思ってしまうことは、親に責任があると言えます。
愛情のない親の元で育った
愛情のない親の元で育つことは、小さな頃から十分な愛情を注がれずに育つことになり、社会に出ることで様々な支障が出やすいことが分かっていて、大人になっても親を恨む子はたくさんいます。
例えば、暴力や暴言が一番良い例ですが、こうした親の中にはそもそも子供嫌いであったり、望んで子供を産んでいない親が多いため、どうしても子供に愛情を注ぐことが難しくなります。
子は親を選べず、自分一人の力で生きていくことができないので、こうした最悪の環境であっても、我慢して生き抜いていくしかないことが、大人嫌いを加速させていきます。
反抗期の年齢である
反抗期の時期に差し掛かると、親と子の距離感は非常に難しくなっていき、子供が親から独立したい気持ちが大きくなる時期です。
この時期は、「立派な大人になるための準備」に差し掛かる時なので、親にプライベートな情報を知らせたくなかったり、縛られることをとても嫌がってしまいます。
「大人なんて鬱陶しい!好きにさせて!」と思う時期であるため、大人との衝突が多くなり、大人を鬱陶しく感じてしまいやすいのです。
毒親の元で育った
毒親とは、子供をコントロールしたり、子供に依存する、虐待する親のことであり、子供にとって悪影響を及ぼす親が定義となります。
こうした環境では、子供が「親と上手くやらなくてはならない」と思う人もいれば、「復習したいほど親が憎い」と思う人もいて、極端に別れやすいことが特徴的です。
つまり後者の「復習したいほど親が憎い」と感じる人は、親=大人でありますから、大人は全ての人間が憎いと極端な考えをすることで、大人が嫌いになってしまいやすいのです。
大人になれば分かる愛情もある
ここでは主に、子供や大人が嫌いな人の視線となって情報を伝えてきましたが、「大人になれば分かる愛情がある」ことは確かで、きちんとした家庭で育った子供のほとんどは、大人になって「両親に感謝」したり、「親の愛情」を理解することになります。
ただし、虐待を受けてきたなどの劣悪な環境で育った子供であれば、大人になっても親の愛情が分からないこともあるので、こうした人たちは例外となることが多いです。
「大人になれば分かる愛情がある」とは、「口うるさくて鬱陶しい」ことは、実は子供がきちんとした大人になるための行動であったり、「いつまでも子供扱い」なのは、本当に愛情があるからこその行動であるのかもしれません。
これだけは、各家庭の親の行動を細かく見ないとわかりませんが、劣悪な環境で育っていないのであれば、大人になった時に感謝できる瞬間が来る人もいるでしょう。
あくまで可能性の話でありますが、今あなたが大人が嫌いと思う感情は、決して不思議でおかしな感情ではないので、自分自身を責める必要はないということも、覚えておいてください。