他人から共感されにくい
陸上が好きな人にとっては、最高の環境となる一方で、陸上に興味がない人からすれば、「何が楽しいの?」が本音であることも多く、ただ走るだけの競技として見られることは、陸上部であることに誇りを持つ人からすれば、傷つく一言でもあります。
確かに走るだけですが、陸上は自分との戦いでもあって、厳しいトレーニングに耐えることで少しでも成績が伸ばせれば、今までの努力が報われた気持ちにさえなれます。
球技が楽しいと感じる人が多いこともあってか、陸上は何が楽しいのかを理解できず、楽しさを共感してくれないことに、苦労を覚える人もしばし見られます。
太ももだけ太くなる
引き締まった体になれるとお伝えしましたが、唯一のデメリットが太もものみが太くなってしまうことにあり、特にスタイルを気にする女性にとっては、将来的にデニムが履けないなどの悩みを抱えることも。
こちらは個人差がありますし、足の筋肉が綺麗に落ちる人もいるので一概には言えませんが、太ももだけが太くなることは、下半身デブに見える原因そのものです。
とは言うものの、競輪選手などに比べるとそこまで太くはならないので、スタイルにこだわりが強い人である場合は、悩みとなることも十分にあり得るレベルでありますが、これは十分に鍛えた人のみが抱える悩みとなるので、かなり厳しいトレーニングを積む人以外は、気にする必要はないとも言えるでしょう。
早くて当たり前の認識
陸上部=全員が速いとの認識をされがちですが、足が速いのは一部であって、陸上部に入ったからといって全員が早くなるわけもなく、なかなかタイムが上がらない人もたくさんいます。
こうした認識を持たれることは、後にがっかりされてしまうことや、自分自身が恥ずかしいと思う原因にもなりかねません。
また、走ることで負けてしまうことで、「陸上部なのに足が遅いね」なんて言われてしまうことも、陸上部ならではの苦労であり、陸上部以外の足が速い人に負けてしまうことの悔しさは、モチベーションにも繋がります。
練習が地味で結果も出にくい
陸上は0.1秒を争う世界であって、中長距離であっても3秒も差がついてしまえば、レースでは思った以上に大きな差が開いているような競技です。
だからこそ、地道な練習を繰り返すことで少しのタイムを縮めていくわけですが、これが非常に難しく、厳しい練習とは裏腹に思った以上に成績が伸びないのも、陸上部ならではの苦労です。
ただ走るだけのように見えますが、単純で簡単に見えることほど奥が深く、少しの差を縮めることが非常に難しい競技でもあるため、こうした苦労がなかなか伝わらないことも、時として苦労の連鎖を引き起こす引き金となります。
陸上部は不安を抱きやすい
記事の最初にも述べた通り、陸上部は何かと不安を抱きやすい部活であり、目立つサッカー部や野球部よりも劣っていると見られることや、地味な練習を積み重ねることも、陸上部である自分に劣等感を抱く原因となることがあります。
もちろん陸上が心の底から大好きな人は、こんなことも考えないでしょうが、中にはこうしたことを理由に部活を辞めてしまう人もいるほどです。
当サイトで伝えたいことは、心配しなくても陸上部だって立派な部活ですし、別に劣っていることなんて1つもないということです。
どこの部活に所属していようが、自分に自信を持って魅力的な人間であれば、異性から注目の的となるのは当然のこと、同性からもたくさんの注目を浴びることでしょう。
大事なのは所属する場所ではなく、自分がいかに輝き、楽しそうで魅力的に見られるかどうかです。
よく、「走るだけで何が楽しいの?」なんて嫌味を言われがちな陸上部だけに、こんなことで悩むことは無駄で、全く無意味なものであると伝えておきます。