上こそが正しく偉い
体育会系は上下関係に厳しく、年齢や立場が上の人が絶対であるという考えをしがちなので、「権力者のいうことは絶対である」ことが、体育会系の上司が嫌われる原因で、パワハラが多いと言われる理由です。
こうした人の多くはスポーツを通じて上下関係や礼儀を習うため、こうした部分に対して厳しい目を向けがちで、また権力者に対しては従うのが普通だとの考え方をします。
だからこそ、飲み会などのイベントには強制参加することを強いられますし、効率的な方法を伝えたとしても上が絶対なので、下の者の意見が承諾されることは難しいのが現実です。
クズ上司とかパワハラ上司ほど体育会系が多いことは、何も間違った考えではなくて、多くの部下を持ち権力を持つことで、「自分は大きな力を手に入れた」との勘違いを起こす上司ほど、理性が弱いので間違った方向に進んでしまうことになります。
イベントが多い
体育会系の上司はとにかく集団行動が好きなため、飲み会やバーベキューなどのイベントを企画しやすく、仕事外での集まりにもきちんとした役目があると考える上司がほとんどです。
そもそもこのタイプの上司は、「集団行動することで団結力が生まれる!」とか、「人は多いほど楽しくなるものだ!」との考えを示すため、飲み会が嫌な人でも強制参加させられるのは、こうした考えに基づいたものです。
特に最近の若い人ほど仕事外の時間は自由にさせてほしい気持ちが強く、アルコールが嫌いな割合も高くなっているので、若い人ほど苦手で嫌う上司こそが、体育会系の頭が硬い上司であると答える割合も高くなっていることから、若手社員には苦手意識を持たれやすい上司こそが体育会系なのです。
また、上司の愚痴を長々と聞かされたり、武勇伝を聞かされることも飲み会を嫌う瞬間の1つです。
精神と根性論が大好き
精神と根性論は何度も触れていますが、体育会系の上司は部下の悩みや行動に対してすぐに根性論を持ち出し、自分がいけたから他人も大丈夫であろうとの展開を示します。
よく耳にするのは、「そんなんじゃ社会でやっていけない」と部下に対してダメ出ししたり、「できないは甘えだ!」と決めつけるなど、どんなことでも精神と根性で乗り切るスタイルは、はっきり言えば時代遅れです。
特に「それは甘え」と決めつける上司は、他人に厳しく自分にも厳しい性格傾向が見られるため、どんな時でも部下に対して甘えの言葉を投げつけることで、そのうち部下が自分で悩みを解決できると思い込んでいるのです。
こんな上司の元にいれば、やがて軍隊集団のような鋼のメンタル軍団ができるかもしれない一方で、離脱者は心に大きな傷を残したり、プレッシャが半端ないことも想定できます。
思考が単純である
体育会系の上司ほど思考が単純になりやすいことは、集団行動が好きな人が多いことに関係していて、集団の中の一人になることは思考をどんどんと単純化していき、やがて感情的な性格になりやすいことが分かっています。
ル・ボンが提唱した群衆心理の法則によると、集団になることでアイデンティティの低下が著しく見られることで、視野が狭くなることに加えて物事に対しての捉え方が単純化していくそうです。
よくツイッター上でも、無能な体育会系上司に対して「バカだ」と嘆くツイートを見かけますが、上の存在こそが絶対で正しいという思考の上司は、こうした部下の本音に気づくことができません。
単純に考えることは、勘違いを引き起こす原因そのものなわけですから、浅く物事を捉えることは感情的に怒ったり、暴言や大声を荒げやすくなってしまいます。
体育会系ほどクズになりやすい原因
集団心理の影響
体育会系がクズと呼ばれる一番の原因は、何と言っても部活やサークル内での集団犯罪が大きな原因で、過去には有名大学から強姦事件やアルコール中毒が起こるなど、とにかく集団行動の時に限って事件を起こすことが、クズのイメージをより強くしていきます。
体育会系ほどクズが多くなる理由は、まず集団で群れることが好きなことによって、集団心理へと陥ってしまった多くの人は、ル・ボンが提唱した群衆心理の法則により衝撃的で、モラルが著しく低下してしまうのです。
赤信号みんなで渡れば怖くないと言いますが、集団になることはモラルを低下させることで罪への意識が弱くなり、無責任でマナー違反を多発する瞬間となってしまいます。
つまり体育会系にクズが多いというよりかは、集団心理によって衝動的で無責任な心理状態になってしまうことで、犯罪を犯してしまいやすくなることが、体育会系が嫌われる最もダメな部分と言えるでしょう。
これに加えて飲み会でアルコールが入ることは、より衝動的で性衝動を抑えることが難しくなってしまうため、大学サークルでも過去に強姦事件が多発していて、被害者が増える一方であることに繋がっていきます。
相性は誰にでもある
ここまで体育会系が嫌いな理由やクズが多い原因を述べてきましたが、嫌いであれば無理に好きになる必要はありませんし、人には誰しも相性というものが存在します。
波長が合う合わないと感じるのが良い例で、波長が合う人というのは趣味が同じであったり、長時間一緒にいても苦痛に思わない人です。
お金持ちと貧乏人は気が合わないと言いますが、これは育った境遇が全く違うからこそ波長が合わずに、どこか息苦しさを感じてしまうわけです。
体育会系に対しても全く同じことが言えて、上下関係の厳しい運動部に長年所属していた人と、全く逆の環境で育ってきた人にとっては、考え方や物事の捉え方に大きな違いが出てくるのは仕方がないことです。
故に、無理に好きになろうとするのではなくて、体育会系の特徴をしっかりと頭に入れておくことで、相手の言動に理解を示せるようになれば、その時の言動に対するストレスや嫌悪感も薄れていくはずです。